三田国際学園中学校・高等学校(東京都世田谷区)と国際基督教大学(ICU、東京都三鷹市)の「高大連携」が、発表されました。提携によるシナジー効果を生かして、科学的アプローチに基づいた論理的思考力や、国際感覚とリーダーシップを兼ね備えた人材を輩出していきたいとしています。

三田国際学園中学校・高等学校は、戸板中学・女子高校が2015年に校名を変更し、共学化されました。国際基督教大学は、リベラルアーツを実践する大学として国内トップレベルの評価を受けています。両校は、自主性や国際性、リーダーシップ、クリティカルシンキング(批評的思考)など、共通した教育方針をいくつも掲げています。

提携後の取り組みの一つは「教育プログラムの相互活用や人材交流の促進」です。両校の教育プログラムを共有し、生徒・学生はもちろん、教員間の交流を活発化。異なる文化や価値観を理解し合う機会を設け、新たな教育アプローチや研究の創出を促すとしています。

もう一つは「共同プロジェクトの研究や推進」です。両校間での共同プロジェクトや研究の機会を増やすことで、新たな知見やイノベーションを生み出し、学問や社会問題の解決に貢献する可能性を高めたいとしています。