• 中高生が書いた72の作文例を掲載
  • 構成メモのヒント、自己添削のポイントつき
  • 自学自習に最適なシンプルなワークブック
  • 志望動機や自己PRもスラスラ書けるようになる!

高校・大学入試では、200字程度の作文から1000字程度の小論文まで、何かしら「書く」ことを課されるようになってきました。推薦入試などでは、志望動機や自己PRを書くことも必須です。

本書は、さまざまなテーマの200字作文を練習するワークブックです。朝日中高生新聞で2014年から続いている連載を元に、「将来就きたい仕事」などの身近なテーマから、「地球温暖化」「子どもの貧困」など社会的なテーマまで、70以上を出題しています。

200字は、「主張」と「論拠」を兼ね備えて書ける最短の字数。200字で構成する練習を重ねることで、800字、100字など、長い小論文も書けるようになります。

ただし、本書は単なる入試対策の問題集ではありません。さまざまなテーマについて思考し、意見を言語化して発信することは、社会で生きる私たち全員が必要とする力です。

大きな特徴は、実際に中学生・高校生が書いた72の作文例が載っている、ということです。大人が書いた「お手本」とは違い、現役の中高生の視点が盛り込まれているので、友達と対話するような感覚で学習することができます。多様な意見に触れることもできます。

それぞれのテーマについて、構成メモをつくるためのヒント、自己添削する際のポイントを記しているので、自学自習にも向いています。また、先生方や保護者の皆さんが、作文指導する場合にも役立ちます。

「文章上達のコツ」として、構成メモの作り方、推敲のやり方、レベルアップ勉強法なども紹介しています。

著者の伊藤久仁子先生(共立女子第二中学校高等学校国語科教諭)は、日ごろから、キャリア意識を高める小論文指導をしています。書くことは思考することでもあり、「自分を育てる」「より良い世の中をつくる」ことに繋がると話します。また、言葉の力は、自分を支える「杖」であり、社会へはばたくための「翼」でもあると言います。

中学生や高校生はもちろん、大学生、社会人、先生方や保護者の方にも役立つ一冊です。

  • 2020年11月30日発売
  • 著・伊藤久仁子/朝日中高生新聞
  • 定価1,760円(税込)
  • 発行:朝日学生新聞社 発売:朝日新聞出版

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伊藤久仁子(いとう・くにこ)

1965年東京都生まれ。東京学芸大学教育学部卒業。早稲田大学専攻科(国語教育)修了、法政大学大学院修士課程(経営学研究科キャリアデザイン学専攻)修了。共立女子第二中学校高等学校国語科教諭、共立女子大学非常勤講師。キャリア意識を高める小論文を指導する。女子校と男子校が短歌創作で交流する授業実践で第48回読売教育国語教育部門最優秀賞(1999年)。2014年から朝日中高生新聞で「天声人語で200字作文」、2020年から朝日新聞EduAで「投書で考える 伝わる! 200字オピニオン」の出題・解説を手がける。学校心理士。

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