
――どんな子どもでしたか?
いつも「自分は間違っているんじゃないか」と不安でした。知らないうちに人に迷惑をかけたり、常識から外れたりしているんじゃないかと必要以上に気にしていました。何か理由やきっかけがあったわけではなく、心のくせのようなものです。中高生のときには反抗期がなく、そのことも「思春期にはみんな反抗するものなんじゃないか。大丈夫かな、おれ」と悩んでいました。
――将来についてはどんな風に考えていましたか?
なりたいものがなくて、困っていました。親や先生に夢を聞かれても答えられなかった。「常識」に強くとらわれていたので、そんな自分がおかしいんじゃないか、ダメなんじゃないかと思っていました。
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