時間と向き合うとき、「自分自身でつくりだす」という姿勢がなによりも大事です。時間はだれに対しても等しく24時間(1日)があたえられ、かぎられています。そのなかでやりくりするには、積極的に「さがす」という意欲が求められます。

1日、1週間を書き出す

手始めに、平日の1日をどのように過ごしているかをふり返り、書き出します。

朝、起床する時間(時刻)から登校までの準備の時間、登校に要する時間、1時間目(1限目)がはじまる時間。さらに、部活動などを終えて下校する時間、帰宅までに要する時間、帰宅後にくつろぐ時間、夕食をとったり、お風呂にはいったりする時間、就寝する時間……。

1日の過ごし方を確認したら、次は1週間についても同じ作業に取りかかります。1日のように細かくみていく必要はありませんが、塾や予備校の講義がある日やない日、部活動がはやめに終わる日など、曜日によって異なるかもしれません。月曜日から金曜日について確認することで、忙しい曜日や比較的、余裕がありそうな曜日をおさえることができます。

このように「1日」や「1週間」単位で自分自身の時間の使い方を把握したら「○分ぐらい、勉強時間がとれそう」という場面をさがします。鉄道機関などを利用して通学している場合、移動する時間を活用するのが一つの方法です。英単語や歴史の年代、古文などの暗記事項はもちろん、前日の夜に勉強した内容を復習するのにも利用できます。

「通学の時間はちょっとむずかしいかも」という場合は、起床する時間をいまよりも30分ほどはやめて、その時間を勉強にあてるのもおすすめです。「短そう」と感じるかもしれませんが、平日の5日間、休むことなく取り組んだとすれば計150分(2時間30分)の勉強時間になります。

特に注目したいのが、学校から帰宅してからの時間です。みなさんはどのように過ごしていますか。「塾や予備校にいくための準備」「部活動でへとへとになり、そのまま……」といった場合、ちょっと工夫することで時間をつくれそうです。

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