
勉強について「時間ばかりが過ぎ、全然はかどらない」という中高生は少なくありません。勉強する習慣が身についていないことが大きな理由の一つのようです。どのように取り組むと、習慣づけることができるのでしょうか。一例を紹介します。自分に合うスタイルをみつけるきっかけにしてください。(編集委員・大島淳一)
短時間でもつづけるのが重要
勉強に取りかかろうと思うけれど、なかなかエンジンがかからない――。読者のなかにも同じような中高生がいるのではないでしょうか。やる気はあるのに実行できない理由は、ハードルの高さにあるのかもしれません。
新学期がスタートしたころの慌ただしさが一段落し、落ち着いた雰囲気になりつつあるこの時期、勉強に力を入れようと「1日に5~6時間、取り組もう」などと大きな目標を掲げがちです。「自分で考えたのだから無理をしてでもこなそう」としても、決して長くはつづきません。かえって、やる気がわかなくなる心配があります。
こんな落とし穴にはまらないようにするには取りかかるときの「入り口」を低くするのが効果的。「とりあえず20分ほどやってみよう」「まずは30分」などと声に出してからスタートしてみてはどうでしょうか。それほど長くない時間を口にすることでハードルの低さを実感でき、自分の気持ちを勉強に向ける効果も期待できます。
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