開会式はセーヌ川 85隻の船で

第33回オリンピック競技会パリ大会が7月26日、開幕した。開会式はパリ中心部を流れるセーヌ川で行われた。200以上の国・地域の選手約6800人が85隻のボートに乗ってセーヌ川を進んだ。競技場の外で開会式をするのは、夏季五輪では初。前日からフランス国内では、高速鉄道を狙った放火事件が起きたものの、開会式は予定通りに行われた。
メダル1号は柔道・角田選手
柔道女子48キロ級で角田夏実選手(31)の金メダル日本勢第1号に続き、日本代表のメダルラッシュが続く。角田選手の金で、夏季大会での日本選手団の通算メダル数は500個に到達した

柔道、スケボーで2連覇!
28日には、柔道男子66キロ級の阿部一二三選手(26)が東京大会に続き五輪2連覇を成し遂げた。「きょうだいで2連覇」をめざした妹の女子52キロ級の詩選手(24)は2回戦で敗退した。

スケートボード男子ストリートの堀米雄斗選手(25)、柔道男子81キロ級の永瀬貴規選手(30)も2連覇を達成。


あきらめず2大会ぶり
体操男子団体は2大会ぶりの金メダルを獲得した。個人総合では岡慎之助選手(20)が金メダルをつかんだ。


10代も躍進
10代の活躍も目立つ。スケートボードの女子ストリートでは、吉沢恋選手(14)が金メダル、赤間凛音選手(15)が銀メダルを獲得。競泳では男子400メートル個人メドレーで松下知之選手(18)が銀メダルに輝いた。


フェンシング 個人種目で初!
フェンシング男子エペ個人では、加納虹輝選手が金メダルに輝いた。個人種目の日本勢では、初の快挙だった。


「初老ジャパン」92年ぶり快挙
馬術は総合団体では92年ぶりとなる銅メダル。自ら「初老ジャパン」と名乗って話題になった。



(朝日中高生新聞2024年8月4日号)
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