
個性を尊重 留学で視野広がる
――人生の一番の転機を教えてください。
高校1年の時の留学です。慣れ親しんだ環境から全く違うところに身を置き、自分って何なんだろうと考えるきっかけにもなりました。幼少期から褒められることが少ない家庭でしたが、アメリカでは何をやっても「すごいね」と褒められました。周りの評価は人の見方によってこんなに変わるんだと、すごくうれしかったです。ホストファミリーにはその後も何度も会いに行きました。
――大学3年時にも1年間、米国に留学しました。
留学先の大学では学生たちが人種ごとに固まって生活していました。決して対立していたわけではありません。それぞれのアイデンティティーを持った人たちが変わらずいられるという素晴らしい価値観を体感しました。実際に生活しないと分からないことがいっぱいある、知らないことはまだまだたくさんあって、そこにおもしろさがつまっているとワクワクしました。
――米国で被爆者を対象に、人々の声をインタビュー形式で記録するオーラルヒストリーを学んだのはなぜ?
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