8月、東京都中央区 撮影・関口達朗

――なぜ記者になったのですか?

小学生で地方の支局で働く記者になりたいなと思い、中学生で気象庁の予報官に変わって、高校生でそれも断念したのですが、大学に入り、いよいよ就職活動という時に、地方で働く新聞記者になりたいんだったと思い始めるわけです。

――なぜ新聞ではなく、テレビの記者に?

大学3年生の時に、連合赤軍による「あさま山荘事件」が起きたんですね。当時、武力で日本に革命を起こそうと考えた人たちが、群馬県の山の中で軍事訓練をして、最後は長野県の山荘に立てこもって、ひっきりなしに発砲したんです。それをテレビが中継するわけです。1週間近く続くんだけど、NHKと民放を合わせた視聴率が90%近くに達するという、とんでもない状態になって。

それまでは新聞記者になりたいと思ってたんだけど、これからはテレビの時代かもしれない、と思うようになりました。当時は朝日新聞とNHKの試験日が一緒だったんですよ。両方に願書を出して、前日までどっちに行こうかなって悩んだ結果、NHKを受けに行きました。

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