中学3年生の満生は帰宅途中に偶然、青い風船に結ばれていた手紙を見つけます。差出人は小児病棟に入院中の水沢怜という人物。満生はあるペンネームを使い怜と文通を通して仲を深めますが、怜も満生に対して隠している事実があり……。

ほか、タイムスリップしてきた亡き妻の名を名乗る少女に会う「ハスキーボイスでまた呼んで」など、青春の痛みときらめきを描いた四つの短編が楽しめます。

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(朝日中高生新聞2024年12月1日号)

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