
来年の大学入学共通テストから導入される新科目「情報Ⅰ」を、高校3年生の約8割が入試で利用する予定であることが、学習管理アプリを運営するスタディプラス(東京都)の調査でわかりました。
調査は2024年11月19~21日、インターネット上で全国の高校生を対象に行われ、1673人から回答を得ました。
「情報Ⅰ」を入試に利用すると答えた高校生の割合は、1~3年生全体でも約7割に上りました。その理由は、ほとんどが「国公立を志望していて受験が必須だから」でした。


「情報Ⅰ」を利用する予定の人に、どれくらい勉強しているのか聞いたところ、「他の受験科目と比べると時間を割いていない」が9割以上でした。
受験対策が難しいと感じる高校生に理由を尋ねると、「過去問などの情報が揃っていないこと」が最多でした。「勉強法がわからない」「5教科で精一杯で余裕がない」などの回答もありました。


高校での「情報Ⅰ」の授業内容についても、7割近くの高校生が難しいと回答しました。具体的に何が難しいのかを尋ねると、「プログラミング」が最多でした。


「情報Ⅰ」の勉強が将来役に立つと思うかという質問には、「はい」が約7割を占めましたが、授業や学習が楽しいかと尋ねると「はい」は約4割に減りました。


授業などが楽しくないと感じる理由については、「先生の理解度が低く、説明があやふやでわかりにくかった」「できない人へのサポートが不十分」「プログラミングが苦手」「将来なりたい仕事に関係ない」などのコメントが寄せられました。


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