明光義塾「保護者のサポート」実態調査

高校受験本番まで、あとわずか。ラストスパートをかける受験生はもちろん、保護者も受験生の生活習慣や体調管理、精神面のサポートに気を使う時期です。そんな保護者たちはどのような悩みや本音を抱えているのでしょうか。個別指導の学習塾「明光義塾」が、受験を控える中学3年生の子どもがいる保護者820人を対象に実施した調査の結果がまとまりました。

調査は2024年11月14日~18日、インターネットを使って実施されました。

まず、子どもの志望校について尋ねたところ、「把握している」という回答は93.2%(「どちらかというと」の25.9%を含む)にのぼりました。

さらに「把握している」と回答した764人に、その志望校に納得しているかどうかを質問したところ、94.4%が「納得している」(「どちらかというと」の32.5%を含む)と答えました。

また、「受験への適切な関わり方」として、63.8%が「積極的に関わる」(「どちらかというと」の36.2%を含む)と回答した一方、33.1%が「距離を持って関わる」(「どちらかというと」の24.6%を含む)と答えています。

子どもに「アドバイスをしている」と回答したのは、75.7%(「どちらかというと」の50.5%を含む)でした。

次に「子どもに対し、何について注意することが多いか」を聞きました(複数回答)。トップは「体調管理」(43.4%)。「就寝時間」(38.9%)、「スマートフォンの利用」(37.7%)が続きました。

「子どもの受験のサポートにあたって、大変だと感じること」(複数回答)として、1位は「干渉し過ぎないよう注意する」(37.1%)、2位は「モチベーション管理」(36.1%)、3位は「成績の向上」(31.1%)となりました。これらの結果からは、多くの保護者が受験に立ち向かう子どもとの適切な距離感やコミュニケーションの方法、精神的なサポートについて悩んでいる様子がうかがえます。

「子どものモチベーション管理のために取り組んでいること」も尋ねました(複数回答)。最も多かったのは「過度な期待をかけない」(46.3%)、次いで「励ましの声をかける」(33.2%)、「相談相手になる」(32.9%)となりました。

なお、回答率(%)は小数点第2位を四捨五入し、第1位までを表示しているため、合計数値は必ずしも100%とはならない場合があります。