文系か理系か進路を決める際に、プラスの影響を受けたのは誰かを高校生と大学生1、2年生を対象に調べると、男女ともに一番多かったのは「母親」でした。男女を比較すると、「母親」と回答した割合は女子のほうが1.6倍高くなりました。

調査は、学習管理アプリを運営するスタディプラス(東京都)が2024年4月19~22日にインターネット上で行い、8831人から回答を得ました。

プラスの影響を誰から受けたかという質問には、女子では「母親」(29.5%)が最も多く、次いで「教員」(22.4%)、「父親」(10.9%)の順でした。男子でも「母親」(18.7%)が最多で、次いで「父親」(18.1%)、「教員」(17.2%)でした。

(「どれも当てはまらない」という回答は除く)

女子について文系と理系の選択別に調べると、どちらも「母親」と「教員」が1、2位でした。理系女子では3位は「父親」でしたが、文系女子では「友人」でした。

(「どれも当てはまらない」という回答は除く)

プログラミング、ロボット製作などのワークショップや職場体験などの理系体験については、全体では39.7%があると回答。理系選択者は42.9%と、文系選択者の36.1%より6.8ポイント高い結果となりました。

理系に向いているかどうかでは、男子の50.1%が向いていると考えているのに対し、女子は31.2%。女子の49.8%は、理系に向いていないと感じていました。

同様に、男子の60.5%は理系科目で良い成績を取れると考えているのに対し、女子でそう考えているのは41.7%でした。

親が理系に進むことを期待しているかどうかでは、男子は39.5%、女子は30.7%が期待されていると答えました。

親が文系に進むことを期待していると回答したのは、男女とも16%ほどでした。