――歌舞伎の伴奏音楽・清元節と俳優の二刀流で、どんな将来像を描いていますか?

清元の家元は、プレーヤーである以上にプロデューサーとしてみんなの人生を預かっているという認識を持つことが大事だと思っています。役者もプレーヤーですが、公演ごとに一座をまとめる「座頭」がいます。みんなの力を最大限に引き出せるような座頭をめざしたいです。

――転機となった舞台は?

昨年6月、福岡・博多座の「東海道四谷怪談」でつとめたお岩様です。僕は子役の頃から「この舞台がうまくいかなかったら次はない」と思っていたせいか、評価を得ることにこだわり過ぎるところがありました。

でも、それだけでは4時間超えのお芝居はつとまらなくて、公演中には地味に挫折していました。人からどう見えるかではなく、「俺がこうしたい」という気持ちをはっきり持たないと、お岩様は納得してくれません。

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