エジプト考古学者・河江肖剰さんの転機 遅くはなかった大学進学 Runway(3)
豊富な現地体験を知識で肉付け
――26歳でカイロの大学に進学し、エジプト学を本格的に学びます。
日本に帰るかどうか迷っていたころ、ヨルダンのペトラ遺跡を旅行していて「やっぱり古代エジプトのことをどっぷりやりたい」と確信しました。エジプトじゃなくて、ヨルダンで思ったんですが（笑）。そこから本格的に、エジプト学に強いカイロ・アメリカン大学を目指し、入学しました。
――人生の転機は？
このとき、大学に入ったことですね。でも、19歳でカイロへ渡ったことも、大学卒業後に考古学者のマーク・レーナー博士の調査隊に入ったことも、2008年に日本に帰国したあと名古屋大学大学院に入ったことも、どこで道が違っていても今の自分はありません。
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