海外への語学留学の仲介事業を展開する「QQイングリッシュ」が全国の1,000人を対象に意識調査を実施したところ、約4人に1人が「語学留学に興味がある」と回答したという結果がまとまりました。タイムパフォーマンス(タイパ)や、コストパフォーマンス(コスパ)を重視する姿勢も垣間見えます。

新型コロナウイルスの5類移行を控えた今春ごろから語学留学の問い合わせが増えてきた状況を背景に、調査は5月11日~12日、全国の15歳以上の男女1,000人を対象にインターネットを使って実施されました。

「現在の語学留学への興味」について尋ねたところ、「とても興味がある」と回答したのは7.4%、「やや興味がある」としたのは15.1%で合わせると22.5%となり、全体の約4人に1人が「興味がある」と答えました。

さらに、この「興味がある」と回答したうちの100人を対象に、留学したい理由や留学先の選択基準(いずれも複数回答)、希望期間や費用面について聞きました。

留学理由として上位に並んだのは「語学力の向上」と「コミュニケーション力の向上」。続いて「視野を広げたい」「異文化理解や交流がしたい」といった回答が多く見られました。

また、留学先に求めることとしては「短期間で話せるようになる」「費用が安い」といったタイパやコスパを重視する項目が上位となりました。具体的な留学希望期間は「留学=長期滞在」を前提とした「1カ月以上」が全体の約80%にのぼる一方、短期間となる「2~3週間以下」でも海外で学びたいとする回答が約20%。費用面もばらつきがあるものの、「30万円以内」と「50万円以内」という回答が合わせて全体の35%となり、タイパやコスパを求める一定の傾向が読み取れる結果となりました。