受験競争が過熱している韓国で70万部を突破して社会現象を起こした本の翻訳版「勉強が一番、簡単でした」(チャン・スンス著、吉川南訳、ダイヤモンド社)が発売されました。4浪の末にソウル大学に首席合格し、韓国で「受験の神」と称される著者が、自らの体験と独自の勉強法をつづっています。

1,650円(税込み)、A5変型並、276ページ

貧しい家庭に育った著者は早くに父親を亡くし、高校卒業後は一家の大黒柱として工事現場の日雇い労働者などの職業を転々します。20歳で大学進学を決意し、数年にわたり大学受験に挑戦するものの、高校時代の内申点が低かったために不合格続きでした。それでも大学進学の夢を諦めることなく、仕事の合間を縫って独自の勉強法を編み出し、ついにソウル大学に首席合格します。

韓国で本が発売されると、不遇な環境に屈することなく限界を乗り越える様子や勉強に対する考え方、前向きな姿勢が共感を呼び、多くの読者から「読んだら勉強したくてたまらなくなる」という声が寄せられました。勉強についてのバイブルとも言うべき一冊です。

本書の目次(一部省略)は以下の通りです。

プロローグ
生まれて初めて1番になってわかったこと
何の取り柄もない私が手に入れた潜在力

1、勉強が一番、簡単でした
知識が2倍になると、暮らしは3倍楽しくなる
意識を集中させる画期的な方法
成績は勉強量に正比例して上がらない

2、なぜ、劣等生だった私がソウル大学にトップで合格できたのか?
勉強は人生の流れを変えるための、私自身が選んだ最後の道
真っ白な紙が墨を吸うように勉強にのめり込む
無情にも突き付けられた不合格の知らせ
工事現場で聞いた首席合格のニュース

3、限界を味わうたびに私は成長した
ソウル大学にこだわった理由
誰かができることは誰でもできる
私たちが夢見る世界

4、ソウル大式学習攻略法
国語攻略法
英語攻略法
数学攻略法
勉強の第一歩は知的好奇心から

エピローグ
人間には自分が望むことを可能にする力がある

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