スマホの普及が進み、政府の「GIGAスクール構想」によって家庭でもタブレットやパソコンを利用する小中学生が増えるなか、子どもたちはいったい何時ごろまでネットを利用しているのでしょうか。NTTドコモ「モバイル社会研究所」の調査から、その終了時間の平均は小学生では午後8時34分、中学生では午後10時25分という結果が明らかになりました。

同研究所は2022年11月、関東1都6県の小中学生とその親を対象に調査を実施しました。

ネット利用の終了時間について、午後9時までに終えると回答した小学生は8割にのぼる一方、中学生では約2割と少なく12時以降も約2割いました。

終了時間の平均を算出すると、小学生では午後8時34分、中学生では午後10時25分となり、2018年の調査と比較すると、小学生で17分、中学生では26分遅くなっていることがわかりました。

また、スマホを長時間使いすぎてしまうことがあると感じる小中学生は7割を超え、その理由(複数回答)として、男女・学年を問わず「楽しくてやめられない」が最も多い結果となりました。中学生では男女に差が見られ、男子は「暇つぶし」、女子は「友だち付き合い」「話題となっていることを見逃したくない」が多い傾向でした。

〈調査の概要〉
「2022年親と子の調査」
調査対象:関東1都6県の小中学生とその親
調査時期:2022年11月
調査方法:訪問留置調査
回答数:600