
日銀の「利上げ」が発端
東京株式市場で週明けの5日、日経平均株価の終値が前週末より4451円28銭安い3万1458円42銭まで急速に下がった。下げ幅は、1987年に株価暴落「ブラックマンデー」が起きた際の3836円48銭を超えて過去最大となった。翌6日は、一転して大きく上昇。前日の終値より3217円04銭高い3万4675円46銭で終え、こちらの上げ幅も過去最大を記録した。

株式市場は「弱り目にたたり目」
ことの発端は、7月末にあった日本銀行(日銀)の金融政策決定会合だ。金融機関がお金を貸し出す際の金利(利子)に影響する政策金利を、0.1%程度から0.25%程度へと引き上げた。日銀の植田和男総裁は会見で、今後も金利を上げていく意欲を示した。
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