中学校で多様性に配慮した制服を導入したところ、「多様性の意識の向上」「気候への適応行動」などの効果が出ていることが、菅公学生服とお茶の水女子大などの共同調査でわかりました。

調査は2023年12月中旬~24年1月中旬に、18~23年の6年間に制服変更を検討した中学校2027校を対象にインターネット上で行われ、441校から有効回答を得ました。

多くの公立中学校で詰め襟学生服、セーラー服という性差のあるものから、性差の少ないブレザータイプへの変更が進んでいます。こうした変更や女子スラックスの導入などでどんな効果があったのかを尋ねたところ、「多様性意識の向上」「ジェンダー意識の向上」「気候への適応行動」などの回答が上位に並びました。

また、事前にどういうことを期待したのかについては、順位は少し違ったものの上位5項目は同じでした。