テキスト・動画・音声・画像コンテンツ……利用実態調査

スマートフォンやSNSが普及し、動画や音声、画像といった多様なコンテンツを簡単に手に入れられるようになった一方、テキスト記事や図解といった従来型のメディアにも、なお一定の支持が寄せられています。10代の若者たちはどのような場面で、どのように情報を収集し、活用しているのでしょうか。SEO(検索エンジン最適化)支援で4,300社以上の実績を持つ「ランクエスト」(本社・東京)が実施したアンケートの結果がまとまりました。

調査は2024年12月18日、全国の10代(15歳以上19歳以下)の男女150人を対象に、オンラインアンケートで実施されました。

まず、「普段、最もよく利用するオンラインコンテンツ形式」を尋ねたところ、「動画コンテンツ」という回答が最も多く、全体の約7割を占めました。スマートフォンやタブレットで手軽に動画を視聴し、エンタメから学習まで幅広く活用している状況がうかがえます。

次に「音声コンテンツ」(11.3%)と「文章メインのコンテンツ」(10.7%)が、ほぼ並びました。移動中や「スキマ時間」に手軽に楽しめる、情報を得られるという点で一定のニーズがあると言えそうです。

「商品・サービスを購入する前に最も参考にするコンテンツ形式」についても質問しました。回答のトップは「専門家による記事やレビュー記事」(28.0%)。客観的な情報や専門知識を得られる点で信頼度が高く、商品やサービスを検討する際の根拠として重視されているようです。

わずかな差で「写真ギャラリーやビジュアル図解」(27.3%)、「商品デモや解説動画」(26.7%)が続いており、視覚的にわかりやすく概要をつかめる形式にも支持が集まっていました。

また、「新しい知識を習得する際、理解しやすいと感じるコンテンツ形式」としては(2つまで選択可)、「映像で動きや手順を示す動画コンテンツ」(60.0%)が1位となりました。視覚的にわかりやすく、実際の動きや使い方を確認しながら学べるため、理解や習得のスピードが上がりやすい点が支持されているとみられます。

続いて「文章で体系的に整理されたテキストコンテンツ」(26.0%)と「グラフや図表による視覚的コンテンツ」(26.0%)が並びました。文字情報や図解によって論理的・体系的に把握し、ポイントを一目でつかみやすい形式も依然として人気があるようです。
「耳で聞いて理解できる音声コンテンツ」(18.0%)の割合は比較的低いものの、移動中や作業中の「ながら学習」として、一定のニーズがあることがうかがえます。

最後に「ブランドや企業に対する信頼を築く際、最も信頼できると感じるコンテンツ形式」を聞いたところ、最も多かった回答は「企業公式の動画コンテンツ」(32.0%)でした。社内の実情を直接確認できることから、「実態がわかる=信頼できる」と感じる人が多いのかもしれません。

次いで「図で示されたブランドの歴史や実績」(27.3%)、「専門家や公式担当者による署名付きの記事・コラム」(26.7%)がほぼ同じ割合で続きました。客観的な情報や実績の可視化、専門的見解の提示も信頼を得るうえで大きな要素となっていることが見て取れます。

これらの結果からは、動画へのニーズが際立ち、普段の情報収集や学習、商品の検討から企業への信頼構築に至るまで、映像コンテンツが最も支持されていることがわかりました。一方で、専門記事や図解といった論理性や視覚的なわかりやすさを求める声も根強く、場面や目的に応じて多様な情報形式を組み合わせながら収集・活用していると言えそうです。

■ランクエスト
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