東京から地方に来た転校生の蛍子は、虫オタクで変わり者扱いされているぼっち女子。ホタルのボランティアで集まった悩めるクラスメートたちに対して蛍子は、変異が個性の「カブトムシ」、環境への適応力が高い「アメンボ」など、その人の個性を昆虫に例えます。

例えをきっかけにクラスメートたちが「新しい自分」を発見し成長していく様は、思春期からの羽化のよう。昆虫の見方も変わりそうです。

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（朝日中高生新聞2025年1月1日号）

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