
Runway(4)
――楽しそうに演奏する姿が印象的です。
うまくいくときは、手とピアノが一体になったような感じで、自分自身が音楽の中にダイブしているというか、つかっている感覚になる。そうやって演奏し終えた瞬間っていうのは、ピアノをやっていて一番楽しいかもしれない。
でも、リサイタルが始まる前は、だいたいつらい(笑)。1人で何千人もの前に出ていくのは怖くないですか? だから行きたくないと思うんだけど、始まって1分くらいすると、音楽に入り込むことができるようになって、終わる瞬間は楽しい。そのくり返しで生きていますね。
――若い世代に音楽の楽しさを伝える活動に力を入れるのは、なぜですか?
僕は音楽の楽しさを子どもの頃から知ることができたけれど、それは親のおかげでもあるし、「こども音楽フェスティバル」みたいな子どものためのコンサートがあったから。
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