
父方の祖母の葬儀のために、家族で広島を訪れた天宇。祖父が10代の頃に書いたノートを見つけ、ページをめくると……それは昭和20年8月のヒロシマについて書かれたものでした。
広島県出身の著者がずっと温めてきた、ヒロシマをテーマにした作品。戦後80年を迎え、体験者の声を聞くことが難しい昨今、同世代の主人公の目を通して、わかりやすい言葉で当時を伝えてくれる一冊です。
(朝日中高生新聞2025年7月6日号)
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