
多様性への動きを反映
これまで手に取ったことのないタイプの本を読んでみませんか。2020~22年度の私立中学の入試(国語)に出題された著者の作品を中心に紹介します。自分や社会について考えるきっかけになるかもしれません。
「自分事」としての視点をもつ
入試に出る本は大きく説明文(論説文)と物語文(小説)に分けられます。どちらも入試の1年以内に出版されたものがめだちます。
説明文は中高生が対象の本から「生きるとは」「自分とは異なるタイプの人のものの感じ方や見方を知る」といったテーマが出題されました。物語文は10代の主人公が友だちや家族とかかわるなかで傷つきながら折り合いをつける姿をえがくものが中心です。引っこしなど遠くに生活の場を移して過去の自分を見つめ直し、成長のきっかけとする作品も多い印象です。
この記事は有料記事です。
デジタル版をご購読いただくと、記事の続きをお読みいただけます。

「朝小プラス」は朝日小学生新聞のデジタル版です。毎日のニュース記事はもちろん、小学生におすすめの本なども掲載。読解力を高めて中学受験に役に立てよう!お申し込みはこちらから!