
前回は、行動力を高めるためのJust do itな3ステップをご紹介しましたが、それを受けて今回は「人はいつだって変われる」について。実は、娘がある取材で「ママはどんな人?」という質問に対して答えたことなのです。
「ママを見ていて思うのは、人はいつだって変われる、いつだって自分が本当に好きなことを見つけることができるということです。アジア現代アートのギャラリーを経営していた時も楽しそうだったけど、コーチングをしているママは本当に好きなことを見つけたという感じがします。ママは私が小さな頃から本当に変わりました。」
子どもはこれほどまでに親を観察しているのですね。子どもの話に耳を傾けるって、気づきが多く学びに溢れています。
「私は昨年社会人となったのですが、自分が本当にやりたいことはなんだろうと考えることが多いし、すでに見つけて邁進している友人たちを見ると焦ることもあります。でもママを見ていると、探し続ければきっと見つかると勇気が出ます。」
子どもはこんなにも親を見ている
私が自分の非認知能力を育み始めたのは35歳、娘がまだ2歳にもなっていない時でした。そこから「ダメな自分」に向き合い、非認知能力を鍛えて少しずつ自分を育ててきたのですが、そんな過程を娘はしっかりと見ていてくれたようです。
やりたいことが見つかっても一歩を踏み出す勇気がなかった時も、行動するたびに「上手くいかないこと」にぶち当たった時も、夢の実現に自分の実力が追いついていかないジレンマを抱えていた時も、仕事じゃ絶対に泣かないと決め、とにかくなんとか乗り越えてきたママを娘は見ていたのですね。
次世代を作るのはその前を行く世代。そう思うと夢を追いかけて何があっても勝ち取る行動を止めるわけにはいかない。
だからこそ、私は今日もJust do itなのです。人生を変えるのはJust do itな行動力です。そして遅すぎることなんてない。今、ここから始めればいいのです。
Let’s just do it together, shall we?

ボーク重子
ライフコーチ。Shigeko Bork BYBS Coaching LLC代表。福島県出身。大学卒業後、外資系企業に勤務。退職後、イギリスの美術系大学院で美術史を学ぶ。結婚後アメリカに渡り、アートギャラリーをオープン。著書に『子育て後に「何もない私」にならない30のルール』(文藝春秋)など。
(LINE NEWS 8月26日配信)