この記事は、2022年6月20日付の朝日小学生新聞に掲載されました。記事の内容は、掲載当時のものです。
第26回参議院議員選挙(参院選)が22日に公示され、7月10日に投開票されます。選ばれた人たちが、国民の代表として国づくりを進めます。政治にくわしい明治大学教授の井田正道さんに、参院選のしくみや、今回の選挙の争点になりそうなことなどを聞きました。(前田奈津子)
一票の格差減らす「合区」
参議院議員選挙の選挙区選挙は、都道府県の区域を単位としますが、「鳥取・島根」「徳島・高知」は「合区」となります。合区は「一票の格差」を減らすため、人口の少ない選挙区を隣接する選挙区と統合することです。有権者は、候補者の名前を記入します。
比例代表選挙は全国を一つの単位とします。有権者は、政党名と候補者名のどちらでも投票することができます。はば広く票を集める比例代表は知名度の高い候補者の方が有利とされ、芸能人やスポーツ選手ら著名人の立候補者も多い傾向があります。
解散なく任期は6年
日本の国会は衆議院と参議院の二院制で成り立っています。国会は、国民の生活や安全にかかわる法律や予算を決めるところです。一つの院で決めずに、もう一つの院がチェックすることで、足りない視点をおぎなうなどのねらいがあります。
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