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ふりがなつき。ニュースがわかる、知識がつく。
国内には世界ジオパークと日本ジオパークが合計46地域あり、自由研究にもおすすめです。小中学生向けの本『ジオパークへ行こう!』(小峰書店)を書いた、秋田大学名誉教授の林信太郎さんは「ジオパークとは、生きている地球を感じてどきどき、わくわくするところ」といいます。自由研究に生かすアドバイスを聞きました。(奥苑貴世 谷ゆき)

<行く前に>
各地のジオパークは恐竜などの化石や、火山、動物や植物、鉱石など、さまざまなテーマをあつかっています。行き先を決めるときには、どんな特徴があるのか、ホームページなどを参考にしましょう。
一つのジオパークの中にも、何か所も見どころがあります。一度に全てを回るのは難しい場合もあるので、どの場所に行きたいかを決め、事前学習しておきましょう。
<ジオパークに来たら>
「楽しむこと」が何より重要です。そしてビジターセンターなどにいるガイドの方の話を聞き、たくさん質問をしてみてください。ガイドをしているのは多くが地域の人で、ジオパークについて勉強を重ね、知識が豊富です。地形の成り立ちなど、本で読むと難しく感じることも、わかりやすく説明してくれるでしょう。
家族旅行やキャンプとして、近くに宿泊するのもおすすめです。特産品や温泉なども、地形や地質と関係が深いことが多いです。
【朝日小学生新聞】ふりがなつき。ニュースがわかる、知識がつく。
<帰ってきたら>
ジオパークの経験をまとめるときには、本やインターネットには書かれていない、その場所に行ったからこその感動を表現してほしいです。
知識をまとめるだけが自由研究の方法ではありません。例えば地域の特産品を使って料理を作ってみたり、きれいな石を集めて工作をしたりしてみてもいいでしょう。
ジオパーク
地球や大地を表す「ジオ」と公園「パーク」を組み合わせた言葉。大地の成り立ちや地球の活動がわかる公園を指します

日本ジオパーク(46地域)
【北海道】アポイ岳、洞爺湖有珠山、白滝、とかち鹿追、十勝岳、三笠
【東北】下北、三陸、八峰白神、男鹿半島・大潟、鳥海山・飛島、ゆざわ、栗駒山麓、磐梯山
【関東】浅間山北麓、下仁田、秩父、筑波山地域、銚子、箱根、伊豆大島
【中部】伊豆半島、糸魚川、佐渡、苗場山麓、南アルプス(中央構造線エリア)、立山黒部、白山手取川、恐竜渓谷ふくい勝山
【近畿・中国】南紀熊野、山陰海岸、隠岐、島根半島・宍道湖中海、萩、Mine秋吉台
【四国】室戸、四国西予、土佐清水
【九州】島原半島、阿蘇、おおいた姫島、おおいた豊後大野、霧島、桜島・錦江湾、三島村・鬼界カルデラ、五島列島(下五島エリア)
(朝日小学生新聞2023年6月21日付)
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