チャットGPT 知っている小学生は2割 うち7割に利用経験

親は子どもの利用に肯定的

ChatGPT(チャットGPT)を小学生の2割が知っていて、うち7割は利用した経験のあることが、ベネッセコーポレーションの調査でわかりました。チャットGPTを知っている保護者は5割で、多くの親は子どもの利用に肯定的でした。

調査は、全国の小学3年生から6年生までの児童と保護者1032組を対象に行われました。

チャットGPTを知っていると答えた子どもは205人で、保護者は518人でした。この保護者のうち子どもの利用について「積極的に使ってほしい」「少し使ってみてほしい」と肯定的なのは56%でした。その理由としては、「新しい技術の活用力を養うよい機会になりそうだから」が最も多く、次いで「子どもが新しい興味に出会えそうだから」「自分で考える力が伸びそうだから」でした。

逆に、「あまり使ってほしくない」「まったく使ってほしくない」と答えた保護者は合わせて30%でした。半数の親が「自分で考えなくなりそうだから」を理由に挙げました。

チャットGPTを知っていた子どものうち、大多数の86%は利用に前向きでした。

チャットGPTに前向き、肯定的な子どもと保護者に、どういう時に使いたいか、使ってほしいかを尋ねたところ、「好きなことについて調べる時」「学習での疑問解決」「調べ学習(自由研究など)での情報収集」などが上位にあがりました。

また、チャットGPTを使うときに大事なのは、「正しい情報かどうかを確かめる」ことと答えた人が、親子とも一番多くいました。

※グラフは「とても大事だと思う」「まあ大事だと思う」の合計