小学生が選ぶ夏休みの自由研究テーマは、ものづくり・図画工作が2年連続で一番の人気でした。観光やレジャーの予約サイト「アソビュー!」を運営するアソビューが、小学生の子どもを持つサイト会員4,268人にアンケートした結果を発表しました。

ものづくり・図画工作が昨年に続いて1位になりましたが、何を作りたいかでは貯金箱が最も多く、次いでおもちゃやミニチュア、伝統工芸品などが挙がりました。
2位は生物観察でした。具体的にはカブトムシやクワガタなどの虫や魚、花の観察、恐竜について調べることなどでした。
3位は化学・科学実験で、水と氷、電気、色などについて実験してみたいという声が多く集まりました。
上位三つは昨年と同じ順位で、最近の自由研究の定番テーマになっているようです。
昨年から大きく順位を上げたのは6位の工場見学、10位の職業体験、そして大会や体験会に参加することが多い12位のプログラミングで、いずれもお出かけして取り組むものでした。新型コロナの5類移行で外出へのハードルが下がったことや、子ども向けイベントが増えていることが影響しているのではないかと調査担当者はみています。
朝小プラスまなび

低、中、高学年別のランキングでも、ものづくり・図画工作はすべて1位でした。2位は、低学年と中学年では生物観察、高学年では化学・科学実験でした。
朝小プラスまなび
低学年で5位の工場見学、11位のプログラミングは、中、高学年になるにつれて順位が下がり、9位と10位の環境・SDGs、歴史・歴史文化は逆に順位が上がりました。環境問題や気候、歴史については、生活科から理科と社会に分かれる3年生以降に関心を持って取り組む小学生が多くなっていると調査担当者は指摘しています。

自由研究のためのお出かけについて調べたところ、昨年は「しなかった」が66.1%だったのに対し、今年は「する」が20.6%、「必要があればお出かけをしたい」が65.2%と前向きな回答が8割を超えました。

自由研究を「全て子ども自身で取り組む」と回答したのは11.7%でした。残りは親が何かしらサポートするという回答でしたが、具体的には「テーマや実施方法の相談に乗る」が33.0%、「実施にあたり、どこかに連れて行く・材料の調達などサポートをする」が30.8%、「テーマ決めから相談し、実施まで共に取り組む」が24.5%でした。
自由研究で困ったことを尋ねると、アイディアが思い浮かばないなどテーマに関することが最も多く挙がりました。大人のサポートが必要になる、親がどこまで介入してよいか悩むなどという回答もありました。
■ 「アソビュー!」おすすめの自由研究に取り組める体験・施設

・食品サンプル作り
【サンプル FAN FUN FAN】
https://www.asoview.com/item/activity/pln3000010436/

・職業体験
【キッザニア】
https://www.asoview.com/base/160196/

【Event Office ミキキートス】
豊洲市場 マグロのセリ見学ツアー
https://www.asoview.com/item/activity/pln3000038849/
成田空港見学ツアー
https://www.asoview.com/item/activity/pln3000038848/
・水族館

【横浜・八景島シーパラダイス】
https://www.asoview.com/channel/tickets/H8pOrTxMqH/

・エコツアー
【むぎ青空プロジェクト】
https://www.asoview.com/item/activity/pln3000012488/

・動物園
【群馬サファリパーク】
https://www.asoview.com/item/ticket/ticket0000014481/

・科学館
【玄海町次世代エネルギーパークあすぴあ】
https://www.asoview.com/item/ticket/ticket0000016774/

・天体観測
【Life goes on|樹里庵】
https://www.asoview.com/item/activity/pln3000038743/

・農業体験
【おわせむかい農園】
https://www.asoview.com/item/activity/pln3000039537/

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