「いつどこで」で科学的証拠に

昆虫の標本のつくり方を教えてくれたのは、東京大学総合研究博物館(東京都文京区)講師の矢後勝也さんです。

標本をつくると、お気に入りの昆虫を長い間そばに置いておくことができます。しかも、その昆虫がいつ、どこで見つかったものかを書いて、いっしょに残しておけば、科学的な証拠になります。「上手につくって大切に残しましょう」と矢後さん。

【用意するもの】

標本にしたい昆虫/昆虫針(虫ピン)/玉針/ピンセット/板状の発泡スチロール/乾燥剤/防虫剤/できあがった標本を入れる箱
※インターネットや昆虫専門ショップ、ホームセンターなどでそろえることができます

飼っていたカブトムシやクワガタなどが死んだら、板状の発泡スチロールの上に置き、体の右側に昆虫針を1本さして固定します。真ん中にさすと全体がこわれやすくなってしまうのでさけましょう。

テントウムシやアリなどの昆虫は小さいので、体に昆虫針をさすのがむずかしいかもしれません。1センチ以下の昆虫は、小さく切った厚紙にのりをつけ、その上に昆虫をのせて固定し、厚紙のほうに昆虫針を1本さすといいそうです。

このままでは昆虫がクルクルと回ってしまうので、玉針で昆虫の体やあしなどのまわりをはさみながら発泡スチロールにさすと、昆虫が動かなくなります。玉針は、裁ほうでつかうまち針のように頭の部分に玉がついている針です。あしや触角はピンセットで整えましょう。

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