輸入や飼育など禁止 9月1日から

環境省は7月28日、カミキリムシ2種を新たに特定外来生物に指定すると発表しました。9月1日から輸入などが禁止されます。指定されるのは、黒い体に白い斑点がある「ツヤハダゴマダラカミキリ」と、茶色の体に白い斑点がある「サビイロクワカミキリ」。もともとは中国や朝鮮半島にいた虫です。

街路樹の幹にあなを開けるため、木がたおれる原因になることが、日本各地で問題になっていました。リンゴやナシの木への被害も心配されています。

特定外来生物

海外からきた生物で、生態系や人の健康、農林水産業に被害をおよぼすおそれがあるもの。指定されると、輸入や飼育、にがすことなどが禁止されます。

(朝日小学生新聞2023年8月3日付)