「睡眠時間が足りていない」小中学生は58%
「学校で居眠りしてしまう」中学生は4割
「睡眠時間が足りていない」と答えた小中学生は58%、「学校で居眠りをしてしまう」中学生は4割──。子ども向けポータルサイト「ニフティキッズ」が実施した睡眠に関する調査の結果(有効回答2,359件)がまとまりました。
まず、平日の睡眠時間を尋ねたところ、最も多かったのは「8時間」で全体の27%でした。一方、小学生では21%だった「9時間」が、中学生では7%に大きく減少するなど、学年を追うごとに睡眠時間が短くなる傾向がうかがえます。



休日の睡眠時間で最も多かった回答は「8時間」で全体の23%、続いて「9時間」が22%で、平日に比べて全体的に増加しました。「10時間」や「10時間以上」と答えた人は平日では5%以下だったのに対し、休日はいずれも10%以上へと増えています。



また、睡眠時間が「足りている」と答えたのは全体の42%。「足りていない」が58%で、昨年調査の54%からやや増加しました。「足りていない」という回答は小学生では51%でしたが、中学生では67%に上昇しています。



「足りていない」人に、その理由を尋ねたところ(複数回答)、半数以上の人が「なかなか寝付けない」と回答しました。次いで「YouTubeなどの動画を見ている」「家での勉強に時間がかかる」が続きました。その他の回答として「ストレスや考え事をして眠れない」「たくさん寝ていても眠い」「親が帰って来るのが遅くて家事をしている」といった意見が寄せられました。

「足りていない」人に、学校での居眠りについても聞きました。「毎日してしまう」(6%)、「週に2~3度」(8%)、「週に1度くらい」(3%)、「時々」(14%)を合わせると、全体の約3割が居眠りをしてしまうという結果に。小学生では約2割でしたが、中学生では約4割へと上昇していました。



〈調査の概要〉
調査対象:小中学生を中心とする「ニフティキッズ」利用者
調査時期:2023年6月27日~7月24日
調査方法:インターネット調査