
地震大国といわれる日本では、いつどこで大きな地震や津波が起こるかわからない。でも、事前に準備しておけば、被害を少なくすることができるよ。日頃から地震・津波対策に取り組んでおこう!
地震は繰り返し起こる!
地面は動いている!
地球の表面はプレートという巨大な岩の板でおおわれています。プレートは全部で十数枚あって、それぞれ別の方向に、毎年数センチずつ動いています。プレートどうしが近づくところでは、ぶつかりあうなどして力がかかり、地震のもとになる力がたくわえられます。
日本列島のまわりでは、図のように4つのプレートがぶつかりあっていて、世界的にも地震が多い地域なのです。
地震・津波のメカニズム
- プレートそれぞれのさかいめでは、陸のプレートが海のプレートに引きずられていっしょにしずみこみ、だんだんゆがんでいきます。
- やがて、そのゆがみにたえられなくなって、ポーンとはね上がります。このとき、地震が発生します。海では、海底が急にもり上がって、その上の海の水全体が持ち上げられ、海面がもり上がり、まわりに広がっていきます。これが津波です。

津波は近づくほど高くなり、くり返しおそってくる!
津波は水深が深いほど速く移動し、あさくなるにつれて速さがおそくなるかわりに、波は高くなります。深いところではジェット機なみのスピードでつたわり、陸上に上がっても人間が全速力で走ってもにげきれないくらいの速さでおそってきます。
また、波は1回だけでなく、くり返しおそってきます。大きなゆれを感じたり、津波警報が発表されたりしたときには、すばやく高いところへにげることが大切です。

「朝小プラス」は朝日小学生新聞のデジタル版です。毎日の読む習慣が学力アップにつながります。1日1つの記事でも、1年間で相当な情報量に!ニュース解説は大人にもおすすめ。