
言葉に命を吹きこむのは、いつだって、人の強い思い――。
終わりの始まりの第9巻!
中学三年生の夏休みは、なんとおばあちゃんとイタリアへ!
言葉屋の秘密が封じられた伝説の言箱を保有する「鉱石王」の館を訪れた詠子は、同い年の女の子ミアと出会い、二人で鉱石王から出題された謎解きに挑みます。
外国で、言葉を封じられることの厳しさと可能性を体感しながら、もの言わぬ鉱石たちの魅力にふれた詠子が、最後に見つけた大切な言葉とは……。
そして、登場人物の一人にまつわる、驚きの事実が判明します。朝日小学生新聞から生まれた、人気小説シリーズ第9弾。
■お試し読み(第一章冒頭の一部を掲載)はこちら(PDF)
- 2021年5月10日発売
- 久米絵美里・作、もとやままさこ・絵
- 定価 1,320円(税込)
作者・久米絵美里(くめ・えみり)
1987年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒。『言葉屋 言箱と言珠のひみつ』で第5回朝日学生新聞社児童文学賞を受賞し、デビュー。他の著書に『君型迷宮図』(朝日学生新聞社)、『嘘吹きネットワーク』(PHP研究所)。
絵・もとやままさこ
1982年神奈川県生まれ。武蔵野女子大学文学部日本語日本文学科卒。イラスト、書籍の挿絵などで活動。『夏の日』『ゴムの木とクジラ』『ぜいたくなあさ』『まどろむ、わたしたち』(白鳥博康著、銀の鈴社)などで絵を担当している。
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