砂糖あり・なし クッキーツリーを作ってみよう

身近な食べ物を科学の目で見てみると、おどろきの発見があるんだ。砂糖を入れずに作るクッキーと、砂糖を入れて作るクッキーに、どんなちがいがあるかを比べてみるよ! おうちのキッチンで試してみよう!

朝日小学生新聞

毎日の読む習慣が学力の土台に!
ふりがなつき。ニュースがわかる、知識がつく。

指導 露久保美夏
東洋大学で主に調理の科学について教えている

材料と道具

〈砂糖あり〉
・薄力粉…100グラム
・バター(無塩)…30グラム
・卵…15グラム
・砂糖…40グラム
・クッキングシート
・めん棒

〈砂糖なし〉
・薄力粉…100グラム
・バター(無塩)…30グラム
・卵…15グラム
・水…15グラム
・クッキングシート
・めん棒

作り方

(1)ボウルに、とかしたバター、卵、砂糖を入れてよく混ぜる。全体が白っぽくなるぐらいまで混ぜよう。

(2)(1)のボウルにふるった薄力粉を加える。ゴムベラを立てて切るように混ぜる。

(3)粉っぽさがなくなり、全体がしっとりしたら手で集めて一つにまとめる。

(4)クッキングシートの間に生地をはさんで、めん棒で5ミリ程度の厚さにのばす。のばしたら冷凍庫で15分間冷やす。

(5)冷凍庫で冷やした生地を型ぬきする。クッキングシートをしいた天板に、型ぬきした生地を並べる。

(6)180度に予熱したオーブンで10分間焼く。焼き色や食感、香りを比べてみよう。

〔サイエンスメモ〕

砂糖は色、香り、硬さも変える

クッキーの焼き色と香ばしさは、焼いている間に生地の中のアミノ酸と糖が「メイラード反応」を起こすことで生まれます。砂糖の量によって、この反応の起こりやすさが変わるため、色や香りも変化します。また、砂糖は食感にも影響し、砂糖の量が多くなるほど硬くなります。

【朝日小学生新聞】ふりがなつき。ニュースがわかる、知識がつく。

アイシングでクリスマスデコレーションをしよう!

① 卵白1個分を泡立て器で軽くほぐしてから、粉糖200グラムを入れてよくまぜる。

②スプーンですくって、かたまりで落ちる程度のかたさにする。コルネ袋に入れて、先をはさみで切って完成。

※コルネ袋は、小さめのチャック付き保存袋でも代用できるよ
さまざまな色の食用色素を使ってデコレーションをすると、カラフルにアレンジできるよ。

(朝日小学生新聞 2020年12月12日付を再構成)

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