観測した岩石ふえた

宇宙航空研究開発機構(JAXA)の月面探査機「SLIM」の探査が1月31日、いったん終わりました。月の内部から出てきたとみられる「かんらん石」を調査。着陸直後に撮影し、「トイプードル」など犬種の愛称をつけた六つの岩石を調べ、再び動き出すとさらに多く観測できたといいます。太陽電池パネルに再び光が当たらなくなるため、また「休眠」状態となります。

かんらん石

鉄とマグネシウムをふくんだ鉱物で、マグマが冷えて結晶となってできます。品質の高いものは「ペリドット」という名前で宝石としてあつかわれます。

(朝日小学生新聞2024年2月2日付)