NPO法人「こどもの本総選挙事務局」の主催。「子どもたちが本と出会う機会をつくり、本をもっと身近に感じてもらいたい」との思いから2017年に始まり、2年に一度のペースで開催されています。今回は2023年5月から9月の投票期間中に、公式サイトや学校、図書館で計144,188票が投じられました。

『りんごかもしれない』は、ヨシタケシンスケさんの絵本デビュー作です。

テーブルの上にりんごがおいてあった。でも、もしかしたら、これはりんごじゃないかもしれない。もしかしたら、大きなサクランボのいちぶかもしれないし、心があるのかもしれない──。こんなふうに「かんがえる」ことを果てしなく楽しめる発想絵本です。

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ベスト10の結果発表会では、投票者の中から選ばれた「こどもプレゼンター」(2年生)が「男の子のいろんな発想が出てきてすごくおもしろかったし、こんな発想もあるんだなと自分にアイデアをくれるからとても好きです」とコメント。

ヨシタケさんも「先のことを考える時に、この『かもしれない』っていう言葉を上手に使いながら楽しく過ごしていってもらえるとうれしいなと思いますし、ワクワクできるような本を、僕もこれからも、みんなに応援してもらいながら作れたらうれしいなと思います」と話しました。

また、第1回からアンバサダーを務めるお笑い芸人・作家の又吉直樹さんも登壇。「発表があるたびに、歓声が上がったりして本当にすてきな会ですね。みんなが選んだ本だけあって本当にいろんな感覚を刺激してくれる本がそろったなと思います。他の人が1位に選んでる本を自分もまだ読んでないから読んでみようって思えるとか、そういうのが、どんどんまた自分の感覚が広がっていっておもしろいんじゃないかと思います」と語りました。

ベスト10に選ばれたのは、以下の作品です。

1位『りんごかもしれない』

作/ヨシタケシンスケ(ブロンズ新社)

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2位『おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典』

監修/今泉忠明、絵/下間文恵、徳永明子、かわむらふゆみ(高橋書店)

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3位『大ピンチずかん』

作/鈴木のりたけ(小学館)

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4位『あるかしら書店』

著/ヨシタケシンスケ(ポプラ社)

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5位『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』

作/廣嶋玲子、絵/jyajya(偕成社)

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6位『パンどろぼう』

作/柴田ケイコ(KADOKAWA)

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7位『四つ子ぐらし① ひみつの姉妹生活、スタート!』

作/ひのひまり、絵/佐倉おりこ(KADOKAWA)

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8位『ドラゴン最強王図鑑』

監修/健部伸明、イラスト/なんばきび, 七海ルシア(Gakken)

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9位『ほねほねザウルス ティラノ・ベビーのぼうけん』

原案・監修/カバヤ食品株式会社 作・絵/ぐるーぷ・アンモナイツ(岩崎書店)

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10位『100かいだてのいえ』

作/いわいとしお(偕成社)

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