応用行動分析学を利用した上手なほめ方しかり方を紹介する『発達の気がかりな子どもの 上手なほめ方しかり方 新装版』(山口薫著、Gakken)が発売されました。

発達が気がかりな子どもに対しては、失敗や問題行動もあるためついついしかりがちです。しかし、その子を伸ばしてあげるには上手にほめてしかることが大切なのです。
著者は応用行動分析学を利用し、保護者や教師のためにQ&A方式で事例を挙げてほめ方としかり方をわかりやすく解説しています。ポイントとしては、以下のことなどをあげています。
- できたときは、すぐにほめる
- できないとあきらめずに、スモールステップに分けてできたことをほめる
- ごほうびを使う場合も、必ずほめることをいっしょにする
- しからなければならないときは、短くきっぱりと
- しかりっぱなしにしないで、最後はほめて終わらせる
本書の主な内容
第1章 子どもを育てる基礎原理を学ぼう ~応用行動分析学への入門~
第2章 上手なほめかたしかり方Q&A ~子どもの気になる行動へ対応するには~
第3章 家庭での上手なほめ方Q&A ~望ましい行動を身につけるには~
第4章 家庭での上手なしかり方Q&A ~望ましくない行動を弱めるには~
第5章 教室での上手なほめ方しかり方Q&A ~グループ指導で行動問題を軽減するには~
第6章 応用行動分析学の諸原理 ~ほめること、しかることの意味と効果を学ぼう~
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