中学受験をめぐるエピソードやホンネが詰まった『中学受験をして本当によかったのか?~10年後に後悔しない親の心得』(小山美香著、実務教育出版)が発売されました。

1,760円(税込み)、四六判、232ページ

合格に向けて親子で取り組む中学受験。「第一志望の学校に」「もっと勉強してほしい」など、子どもへの期待は膨らむばかりかもしれません。

著者は教育ライターで、自身も3児の母として3度の中学受験を経験しました。
本書では、十数人の中学受験経験者とその親が登場し、当時の思いや将来に及ぼした影響を語っています。また、中学受験が過熱している地域の現状、親の声かけの仕方や塾の選び方を紹介しているほか、睡眠の重要性や中学受験への心構えについても専門家にインタビューし、Q&A形式で取り上げています。

「成功する子ばかりではなく、中学受験をしたばかりに、不登校になる可能性や、つらい思いをする可能性もあることを知ってもらい、親子が本当に幸せになる選択をしてもらいたいと思っています」(「おわりに」より)

「中学受験を幸せな経験にするため」の指針となりそうな1冊です。

【目次より】

第1章 ギリギリ合格は子どもにとって本当によいことなのか
第2章 中学受験過熱地域の異常な世界
第3章 親の声かけひとつで滑り止め校も楽園になる
第4章 子どもはそれぞれ自分なりの伸びる時期を持っている
第5章 失敗しない塾の選び方・塾との向き合い方
第6章 専門家が警鐘!「受験勉強での睡眠不足が将来の不登校を招く」 
第7章 10年後に後悔しない志望校の選び方
第8章 「受験してよかった」のホンネ
第9章 本当に幸せな人生を歩むための中学受験とは

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