みなさんは今年、もうお花見をしましたか? まさに今日、家族でお花見にいくという人もいるのではないでしょうか。日本の春の風物詩といえる桜ですが、ほかにもいろいろと見どころがあるのです。花しか見ないのはもったいないかも……。

春はピンクの花、初夏は緑の葉、秋は紅葉し、冬はこげ茶色の枝、と桜は年間を通してさまざまな姿を見せてくれます。そんな中でも一大イベントである「開花」の準備はいつから始まっているのでしょうか。

深めよう
葉になるつぼみは後から開く
桜の開花発表の目安には、日本のほとんどの地域でソメイヨシノが用いられます。もともと日本に自生していた桜は10種類ほど。しかし、それらをかけ合わせてつくられた栽培品種は数百にのぼります。そのうち、もっとも多く植えられ、よく見られるのがソメイヨシノです。
ソメイヨシノが好まれるのは、葉よりも先に花が咲くことに理由のひとつがありそうです。落葉樹である桜は冬から春先にかけて、こげ茶色の枝がむき出しの目立たない姿。それが春になり、明るいピンク色の花をいっぱい咲かせる……。そのようすが人々を魅了するのでしょう。
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