
新聞スクラップをデジタルで
大阪市立北鶴橋小
新聞の記事を切りぬいてスクラップブックやノートにはりつける「新聞スクラップ」。学校でのオンライン学習が広がるなかで、タブレット端末で「デジタルスクラップブック」作りに取り組む学校があります。大阪市立北鶴橋小学校です。6年生が社会科や総合的な学習の時間に取り組んでいます。
学校で利用しているのは、マイクロソフトのアプリケーションです。担任の橋爪早紀先生が「朝日小学生新聞デジタル forSchool」から気になる記事を選ぶよう伝えると、6年生17人はそれぞれのタブレット端末で作業を始めます。
自分専用のスクラップブックに気になる記事の画像をはりつけ、感想を入力します。クラス全員の作品をオンラインで共有できるので、クラスメートのスクラップブックについても感想を記入します。「同じ記事を選んだけど、私とは感想がちがってなるほどと思った」など活発な意見交換が行われました。
校長の光井栄雄先生は「読むことはできても書くことができない児童が増えています。興味を持った記事の意見や感想を書くことで発信する力が身につけば」と期待します。
柏原茉奈さん(6年)は、夏休みの期間中、デジタルスクラップブックを毎日更新していました。「ほぼ毎日デジタル新聞は読むようになりました。スクラップを続けることで、自分の意見や感情を表現できるようになりました。これからもできるだけ更新していきたい」と話します。(吉野智也)
記事選び、意見を発信

