この大型連休で遠出をする人もいるでしょう。旅の思い出の品として、さまざまなご当地ものがあります。その一つのご当地ベアは、全国各地の名産品や歴史上の人物など約370種類をイメージしたクマのぬいぐるみです。どんなベアたちなのか、地図で見てみましょう。(中塚慧)

ご当地ベアの写真はどれもFUJISEY提供

自由研究・探究学習のヒント

キーワード #ご当地○○ #名産品 #伝統工芸

・地元にはどんなご当地ベアがあるかな? 題材になったものを調べてみよう

・「ご当地もの」の種類や歴史を調べてみよう

・経済にどんなよい効果があるか考えてみよう

おもに北海道に暮らしてきた先住民族のアイヌ、東京都のシンボルの一つである東京タワー、奈良県の古墳、沖縄県の獣像のシーサー……。こうしたさまざまなものが、ご当地ベアのデザインにとり入れられています。戦国武将の伊達政宗(宮城県)、幕末の志士の坂本龍馬(高知県)といった、その土地にゆかりのある歴史上の人物をイメージしたものも多くあります。

つくっているのは、全日本空輸グループの会社FUJISEY(山梨県甲府市)です。全国各地の駅や高速道路、空港、テーマパークなどのおみやげ屋で買うことができます。定番は高さ26センチのSサイズで、値段は税別3千~3500円ほど(例外もあり)。より手ごろな値段で高さ11センチのマスコットサイズもあります。

マスコットサイズのご当地ベア=4月17日、羽田空港(東京都大田区)内の「ANA FESTA」

2012年に1体目が登場しました。先月発売された「新潟柿の種」、「宮古島ヤギ」(沖縄県)など次々と新作が発表されています。

なぜ「ベア」なのでしょうか。FUJISEYの商品開発チームの小川恭平さんは「実は偶然でした」と打ち明けます。

かわいさと「ご当地性」で評判に

全国各地のおみやげ屋で売られている「ご当地ベア」。基本的には、その土地に行かないと買えません。つくっている人は「何年たっても、旅をふり返ることができる存在に」という思いをこめています。

誕生は12年前 始まりはだじゃれ

ご当地ベアが誕生したのは2012年。1体目は栃木県の名産品、イチゴをモデルにした「栃木ストロベア」です。つくっている会社のFUJISEYの小川恭平さんはその経緯をこう話します。「あるぬいぐるみメーカーと、栃木のご当地商品をつくることに。ストロベリー(イチゴ)とベアを組み合わせた『ストロベア』ならおもしろいね、と話していたのが始まりです」

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