ごみを減らすために、どんなことを意識すればいいのでしょう。環境をテーマにした出前講座などをしている消費生活アドバイザーの遠藤友美子さん(日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会所属)に聞きました。5月30日は「ごみゼロの日」です。(前田奈津子)

自由研究・探究学習のヒント

キーワード #3R #マイバッグ #ごみ分別

・住んでいる地域のごみの分別の方法を調べてみよう 

・日本で1日に出るごみの量はどれくらいかな

・ごみを減らすためにできることは

リデュース、リユース、リサイクル

イラスト・山本正子

まず「3R」と呼ばれる行動に取り組みましょう。3Rは、ごみの量や資源を使う量を減らす「リデュース」、くり返し使う「リユース」、ごみを資源として再利用する「リサイクル」をさします。

リデュースは、例えば買い物にはマイバッグを持っていき、レジ袋はもらわない。家ですぐ食べるなら、スプーンやフォークはもらわない。使い捨てのものはなるべく買わない。こうした行動もごみを減らすことになります。

リユースは、つめかえができる商品を選んだり、フリーマーケットで買い物をしたりすること。リサイクルは、ごみを出すときに紙、プラスチック、缶、ビンなどに分別し、資源として再利用することです。行動をさらに細かく分けて4R、5Rとする場合もあります。

今は、便利な商品やサービスがたくさんあります。でも、大量に使い大量に捨てていると、いつか資源がなくなるだけでなく、ごみを捨てる場所もなくなってしまうかもしれません。

ティッシュや紙ナプキンは必要な量だけ使う、食べ残しをしない、ごみを分別するなど、日頃からできることがあります。過剰包装によるごみが出ないか、リサイクルできる素材で作られているかなど、捨てるときを考えて買うことも大切です。買い物をするときは「本当に必要?」と考えましょう。出かける前に、同じ商品が家にないか確かめることも心がけてください。

見ればスッキリ! 同じものに再生で ゴミ減らす

朝小プラスまなび

ごみはルールに沿って出します。地域のごみ分別のルールを家族と確かめてください。余っている食品は、フードバンクなど食品を必要としている団体におくるのもいいでしょう。使わなくなったおもちゃや洋服はフリーマーケットに出すという手段もあります。

地域の清掃や海岸のごみ拾いなどに参加すると、どんなごみが捨てられているかを知ることができると思います。一人の一歩は小さいけれど、みんなで取り組むことでごみを減らすことにつながります。一人ひとりができることを無理せず続けることが大切です。

この記事は有料記事です。

デジタル版をご購読いただくと、記事の続きをお読みいただけます。

今すぐ登録(キャンペーン実施中)

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

ログインする

購読のお申し込み

紙の新聞版

朝日小学生新聞

2,100
月額(税込み)

申し込む

お試しを申し込む

サンプル紙面

朝日中高生新聞

1,200
月額(税込み)

申し込む

お試しを申し込む

サンプル紙面

デジタル版

朝小プラス

1,900
月額(税込み)

申し込む

デジタル版の紹介

朝中高プラス

1,050
月額(税込み)

申し込む

デジタル版の紹介