1年半続いた政府の補助金が終了 6月分から高く
大手電気、ガス会社の料金が6月に使った分から値上がりします。およそ1年半続いた政府の補助金がなくなるためです。節電・節ガスのヒントを専門家に聞きました。(正木皓二郎)
自由研究・探究学習のヒント
キーワード #エネルギー #エコ #環境
・毎月の電気代やガス代はいくらだろう?
・エネルギーをたくさん使うと環境にはどんな影響がある?
・省エネのために家でできることは何だろう?
政府の補助金は、2023年1月使用分から始まりました。22年2月からのロシアによるウクライナ侵攻の影響などで液化天然ガス(LNG)や石炭の値段が急に上がったからです。政府は今年3月、LNGと石炭の値段がウクライナ侵攻前ほどに落ち着いたことなどから、補助金の終了を決めました。
平均的な家庭では、電気料金がウクライナ侵攻前の金額と同じ程度にもどっていました。ただ補助金がなくなるため、電気料金は前の月より346~616円、ガス料金が95~121円上がります。去年7月と比べると電気料金は1070~2428円、ガス料金は256~601円増えます。
「人々の節電・節ガスの意識は高まっている」と話すのは東京ガス都市生活研究所の三神彩子さんです。都市生活研究所が首都圏の1都3県を対象に行った24年1月の調査によると、節電の必要性を「感じた」と答えた人は合わせて72.3%。節ガスの必要性を感じた人は68.2%と、12年に調査を始めてからどちらも最も高くなりました。節電・節ガスに「取り組んでいる」と答えた人の割合もこれまでで一番高くなりました。

ゲーム感覚で、できることを増やそう
消費電力をおさえた家電製品が増えていますが、1家庭あたりのエアコンや温水洗浄便座、携帯電話などの台数が増えているため、家庭で使うエネルギー量はおよそ50年前と比べて横ばいです。家庭でできる節電・節ガスの方法はどんなことがあるでしょうか。
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