しゃべれれば、書ける!

清水先生は授業の初めに「作文は、しゃべれれば書ける!」と、力強く話しました。作文が苦手だと思うのは、頭の中だけで文章をまとめようとしている人に多いそうです。文章は、これから紹介する「型」にそって、だれかとしゃべったり、書き出してみたりすることで、スムーズに書けるといいます。

この日、清水先生がとりあげたのは、オランダで誕生した「レジ」の話題です。こどくな気持ちを抱えがちな高齢者に向けて、あえておしゃべりしながらゆっくり会計をする「チャット(おしゃべり)レジ」が作られ、人気を集めているそうです。このおしゃべりレジが、近所のスーパーに設置されるとしたら……?

「あなたは賛成か、反対か。その理由を、作文にしましょう」

作文 型にそって書いてみよう

清水先生は、作文がすらすら書ける型をみんなに教えてくれました。まずは、自分がどんな立場で作文を書くのか❶意見をのべ、その❷理由を説明します。理由を補足する❸経験で説得力をもたせ、最後に❹結論でもう一度意見を書きます。「型にそって何度も書く練習をしてみてください」

読書 読む前にあらすじをチェック

つづいて清水先生は「本の読み方」について話しました。本を読むと、あらゆる教科を理解しやすくなり、成績が上がったり、人の気持ちがわかるようになったり、いいことがたくさんあるそうです。

本を読むのが苦手な人は、本が好きな友だちにおすすめを聞きましょう。「どんなストーリーなのか、面白いポイントはどこかを先に聞いておくと、読みやすくなりますよ。インターネットなどで先にあらすじをチェックするのもいいですね!」

(朝日小学生新聞2024年8月2日付)