フランスのパリオリンピック(五輪)で、日本勢は金20、銀12、銅13と計45個のメダルを獲得。海外で開かれた五輪では金メダルの数、メダル総数ともに過去最多でした。日本勢初となる快挙も続出しました。

陸上女子やり投げ

力強く放って 北口選手 金

決勝に臨む北口榛花選手=8月10日、フランス 代表撮影

10日、陸上の女子やり投げで北口榛花選手(26歳)が65メートル80を投げて優勝。日本の陸上女子でマラソン以外で金メダルをとったのは初めてです。

ブレイキン女子

AMI選手 金 初代女王に

決勝でおどるAMI選手=8月9日、フランス ©朝日新聞社

ブレイキンは、パリ大会で採用された新競技。女子は9日、日本のAMI選手(25歳)が初代女王の座に就きました。

飛びこみ男子 高飛びこみ

玉井選手 銀

決勝で演技する玉井陸斗選手=8月10日、フランス AP/アフロ

飛びこみの男子高飛びこみでは10日、玉井陸斗選手(17歳)が銀メダル。飛びこみの日本勢で初めて表彰台に立ちました。

近代5種男子

佐藤選手 銀

馬術、フェンシング、水泳、レーザーラン(射撃とラン)で競う近代5種。男子は10日、佐藤大宗選手(30歳)が銀メダルに。この競技で日本勢のメダル獲得は初めてでした。

射撃をする佐藤大宗選手(手前)=8月10日、フランス ©朝日新聞社

勝者だけがならせる鐘

金の鐘と北口選手=8月10日、フランス競技場 ©朝日新聞社

パリ郊外のフランス競技場に設置された「勝利の鐘」は、金メダリストだけが鳴らせるものです。女子やり投げ金メダルの北口選手も高らかに鐘を鳴らし、観客から拍手が送られました。

パラリンピックの閉会後、パリの有名な観光地の一つ、ノートルダム大聖堂に置かれます。2019年に大きな火災があり、今年12月の再開に向けて工事中です。復興のシンボルにする考えです。

パリ・パラリンピック 28日(日本時間29日)開幕

(朝日小学生新聞2024年8月13日付)