選ばれ方や権限は国ごとそれぞれ

Q フランスで若い首相が誕生。大統領との役割分担は?

A フランスでは大統領が国のリーダー

■解説者 宋光祐 朝日新聞パリ支局長

フランスでは今年1月、教育大臣を務めていたガブリエル・アタルさんが新しい首相に就任しました。1989年生まれの35歳。「第5共和制」と呼ばれるフランスの現在の政治体制では、一番若い首相です。

フランスでは政治体制が大きく変わるたびに、「○○共和制」と新しい呼び名がつきます。第5共和制は、1958年に制定された新しい憲法にもとづく政治体制で、大統領の力をかなり強めました。

フランスでは国民が直接選挙で選ぶ大統領が国のリーダーであり、首相を任命するのも大統領の役割です。アタル首相はマクロン大統領に任命されました。

フランスの大統領は外交や防衛で特に強い権限を持ちます。例えば、各国のリーダーが集まる国際会議に出席するのは大統領の仕事です。首相は予算の決定や法律の制定など、国内の政治を担当し、議会に説明する責任もになっています。大統領の方が強い力を持つ一方、首相にも政治的な役割があるため、フランスの制度は「半大統領制」とも呼ばれます。

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