夜空にうかび上がる聖火(後方)。祝福の花火が上がり、シャンゼリゼ通り(手前)から多くの人が見つめていました=8月28日、フランス・パリ Ⓒ朝日新聞社
開会式で入場行進する日本選手団 Ⓒ朝日新聞社

シャンゼリゼを行進/聖火が夜空へ

パリオリンピック(五輪)に続き、スタジアム以外での開会式は史上初めてでした。

開会式では、西日に照らされた広場中央のステージ上に、パフォーマーが次々と上がり、踊りを見せました。

開会式で演技を披露(ひろう)するパフォーマーたち Ⓒ朝日新聞社

各国の選手たちは、シャンゼリゼ通りをコンコルド広場まで行進。日本は、車いすテニス男子の小田凱人選手や競泳男子の木村敬一選手たちが笑顔で行進しました。

コンコルド広場を行進し、日の丸をふる小田凱人選手(中央) Ⓒ朝日新聞社

聖火は、4大会連続の金メダルが期待される陸上男子走り幅跳びのマルクス・レーム選手(ドイツ)たちをへて、5人のフランス選手の手で聖火台にともされました。パリ五輪に続き、気球にのった聖火台はパリの夜空へとうかびました。

シャンゼリゼ通りをふくめて約6万の観客が見守ったといいます。

22競技に選手4400人

パリ大会 パリ・パラリンピックには、史上最多となる167の国・地域と難民選手団が参加します。エリトリア、キリバス、コソボが初めて参加。また、ウクライナに侵攻しているロシアと同盟国ベラルーシの選手計96人が、個人資格の中立選手(NPA)として参加の登録をしています。肢体不自由、視覚障がい、知的障がいなどのある約4400人が22競技549種目で競いあいます。

(朝日小学生新聞2024年8月30日付)