いつから

江戸時代に武士の内職として生産がさかんに

どこで

岐阜市など

特色は?

和傘は骨組みの竹、骨組みをおおう和紙、和紙にぬって雨水をはじく植物油などを材料につくられます。どれも岐阜市を流れる長良川を伝って運ぶことができたため、この地域の産業として発展。岐阜県は日本最大の和傘の生産地で、第2次世界大戦直後には1年間で1500万本もつくられていました。

職人さんの思いを動画で

作り方

傘の開閉に必要な「ろくろ」 「ニッポン手仕事図鑑」の動画から

竹の骨を針と糸でつないで組み立て、かさを開いた状態で、のりを使って和紙をはります。最初から最後まで手作業です。傘を開閉するための「ろくろ」という部品があり、材料には木目が細かいエゴノキを使います。和傘に合った木を切るきこりや、ろくろをつくる職人がほとんどおらず、生産が難しくなってきています。

調べてみよう

和傘は岐阜県以外でもつくられているよ。代表的な産地を調べてみよう

かざっても絵になる美しさ 「ニッポン手仕事図鑑」の動画から

(朝日小学生新聞2024年9月8日付)