江戸時代にサトイモやタラを煮て…

芋煮は、サトイモや肉、コンニャク、ネギなどを煮こんだものです。河原に鍋や材料を持っていって、家族や友だちと芋煮を作る芋煮会は、山形県を中心に東北地方で開かれ、秋の風物詩として知られています。

15日に山形市で開かれた「日本一の芋煮会フェスティバル」。直径6・5メートルの大鍋でつくった芋煮がふるまわれました ©朝日新聞社

そんな芋煮会の文化を全国に広めようと、「いもに」の語呂合わせで10月2日を「芋煮会の日」とすることを日本記念日協会に申請し、登録されたのは、山形県中山町です。芋煮会発祥の地とされています。

「芋煮会の日」の記念日登録を受け、記念撮影に応じる中山町の佐藤俊晴町長(右)たち=4月9日、山形県中山町 ©朝日新聞社

中山町は山形県のほぼ中央部にあり、江戸時代には最上川を使った舟運で栄えました。船頭たちが荷物の積みおろしなどの待ち時間に、近くでとれるサトイモや、京都方面から運んだ棒ダラ(タラを乾燥させたもの)などを煮た「芋棒煮」を食べたのが芋煮会の始まりとされています。

おうちで芋煮を楽しんで

芋煮会の日が登録された報道発表の際には、反響が大きく「芋煮会を広く知ってもらえたのでは」と町の担当者。その魅力については「仲間と力を合わせて作った鍋をかこみ、楽しく語り合いながら食べることでおいしさが何倍にもなる」といいます。

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